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児童期に身に付けたいこと

音楽のお稽古は、必ずご自宅での練習が必要な習い事です。
だからこそ、子どものうちから大切な力を身に付けさせてあげられる習い事でもあります。


その一番が「計画性」です。



小さなうちのお稽古事は、週に一度を基本とすることをお薦めいたしますが、
それは子どものうちから、時間管理の感覚を教えてあげられるためです。

「次にレッスンに伺うまでにあと何日だから」
と、レッスンから帰られた日に、一週間の練習計画を
保護者の方にお手伝い頂きながら立てて頂くことで、
「一週間には7日あって、どんどん時間はなくなっていく」
ということが小さなうちからでも教えてあげることが出来ます。


また学年が上がっていくと共に、時間はすべてが自由に使えるものでは
なくなってきますから、限られた時間の中で計画を立てることも
自然と教えてあげることが出来ます。


ぜひレッスンからお帰りになられた日からの計画を一緒に立ててあげてください。
子どもたちにとっては、時間の感覚が備わってくるのは、
平均的に10歳ころからですので、本人に任せようと思っても、
大人が思うような感覚で時間軸は流れていないことが多いため、
任せても思ったようなことは返ってきません。


ぜひ小さなうちから、一緒に時間についての考え方を教えて差し上げてください。
経験が次第に力となってきます。


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