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任せる時の秘訣

先週のコラムでは、子どもを尊重すること=任せることとお話しいたしました。

任せたのに、望んだことをこなしてくれない。。。
保護者の皆様の中でもお感じになったことあるのではないでしょうか?
私自身もそういう気持ちを感じたことがあります。


同じように任せても出来る子と出来ない子がいる。。。
どうしてだろう?と考えた時、ふと気が付きました。


任せたことを出来なかった子のことを考えた時、
任せたはずの私自身の心の中に、どこか「果たして出来るだろうか?」という気持ちがあったのです。


この子は間違いなくやってくれる!と思って任せるのと、
やってくれたらいいな。。。という思いで任せるのでは、
受け取る子どもの側もそこで感じる期待や責任が違うのだと思います。



期待を持って接すると、期待以上の成果が出ること。

これはピグマリオン効果として、心理学の分野でも提唱されています。


出来ないかもしれない。。。という気持ちには、考えた側が上位に立った考え方ですが、
任せるということは、対等な関係で委ねることが大切です。


この子は、真剣な思いを同じ思いで感じ取ってくれる。

そう心から信じることが、望んだ姿に導く秘訣だと感じます。
そう、子どもたちの心を動かすのは、「信頼」です。


もちろん100%望んだようにはなりません。
それは大人でも同じことですね。

ですが、子どもたちを自立させていくために最も重要なのは、
一人の人間として尊重される信頼感なのです。





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