コラム

謹賀新年

2018年も輝かしくスタートしました。
今年一年が皆様にとって、幸多きお年でありますことを心よりご祈念申し上げます。



私ども日本こども音楽教育協会は、今年で設立3年となります。


今年のテーマとしては、3つのキーワードを掲げました。
「伝える」「学ぶ」「見つめる」


設立当時からの想いである「未来ある子どもたちの将来を明るいものにするために」
日本の音楽教育を見つめ、これからのより良き教育を目指したい!

そして、試行錯誤しながら得たものを還元していきたい。


弊会では2016年より絶対音感プログラムを全国の子どもたちにお届けするため、
絶対音感指導士養成講座をスタートしました。


絶対音感を身に付けることは、音楽教育を豊かなものにするための第一歩と考え、
まず幼児期にしか身に付けることが出来ない絶対音感教育の普及に努めておりますが、
絶対音感を身に付けているということは、まだ第一歩でもあります。


日本は、世界一音楽のお稽古を始める方が多い国です。
しかしながら、児童の間に音楽のお稽古を辞めてしまう方も世界一多い国です。


それはなぜなのか。。。と考えた時、欧米諸国とは楽器のお稽古を始める前までの
考え方が大きく違うことが影響していると感じました。


音楽のお稽古を楽しく長く続けていくために、最も大切なことは、
ソルフェージュ力の高さです。


年齢と共に扱わなくてはいけない音符の数は増えていくにも関わらず、
多くの子どもたちにとって、学業にかける時間は増えますから、
反比例して練習時間の確保は難しくなっていきます。


そうなった時、楽器を演奏し自己開放を出来る楽しみより、
練習を大変に感じてしまう気持ちの方が勝ってしまった時、
お稽古を続けることが困難になる。


日本では「ソルフェージュ」は、音楽を専門的に学ぶ方の特別なものという
考えがまだまだ根強いですが、皆様にとって、
もっとソルフェージュが身近なものとなっていくことこそが、
一生涯の楽しみとして、いつも音楽がそばにある生活を実現していく
環境を作ってあげられると考えております。


弊会本部校で始めておりますソルフェージュ教育を、
全国の皆様にお届けできますように、今年は体制を整えていきたいと思います。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


一般社団法人 日本こども音楽教育協会
   代表理事     滝澤 香織

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