コラム

幼児の音楽教育において大切なこと

今週はじめの雪は近年にない積もり方でしたね。
翌朝、私も雪掻きをしましたが、道を通る大人の方も子どもたちも皆さん、
「おはようございます」や「ありがとうございます」とあいさつを交わしながら通られ、
心はあたたかくなる時間でした。


今週は最大寒波の襲来だそうですから、雪に見舞われている地方の皆様は、
どうぞ十分にお気を付けください。


さて、コラムの本題に入りたいと思います。
幼児の音楽教育において、いえ音楽教育だけでなく他の教育においても、
子どもたちの可能性を花開かせてあげるために重要なことは、
幼児の発達について十分に理解することです。


幼児の時期は、脳の神経細胞も感覚神経も著しく伸びていく時期です。
しかしながら、その伸びしろは同時ではなく、順に伸びていきます。





上のグラフをご覧頂きますと、音楽に関わることへの発達の度合いをご理解いただけることと思います。


幼児の時期は、可能性がたくさん詰まった時期です。
その可能性を開かせてあげるためには、子どもたち本人の意欲を育ててあげること。


それには、「楽しい!」「もっとやってみたい!」と自発的な気持ちを
持たせてあげられることが最も重要なカギとなります。


できるから、楽しいですし、
わかるから、面白い。
そしてもっと高みを目指したくなる。


これは、子どもに限らず大人でも同じですね。

出来そうにないことを好きになることはまず困難でしょう。


そして、簡単に感じてしまうこともまた興味を持てるかというと、
あきてしまう気持ちの方が強くなるかもしれません。


「あと少し頑張ってみたい!」
そう思わせられることが、ご自宅での練習が必要な音楽教育においては、
一つの大きなポイントとなります。


ですから、教えるには優先順位があり、
それは常にお子さんの発達の様子を観察し、どのようなアプローチで学習させるかを考えることが、
幼児教育の最大のポイントです。


こと幼児の時期は、「遊び」から多くの学びを得ます。
そして遊びは、様々な感覚神経を育て、発達を促すことにも繋がります。


子どもたちは、これから光り輝く原石。
お子さんの知的好奇心を育て、興味を引き出した教育を目指したいですね。

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