コラム

子どもを伸ばす接し方~ピグマリオン効果~

清々しい青空が嬉しい季節。草花の生命力に触れることも皆様の活力になっているのではないでしょうか?
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


幼児期から児童期へと成長していく過程では、
保護者の皆様もお子さんへ対して「自立」をお考えになる時期が来るのではないでしょうか?
今日は、そのような時に心に留めておいて頂きたい心理学的な要素をお伝えしたいと思います。


皆さまは「ピグマリオン効果」という言葉をお聞きになったことはありますか?


ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、
期待を持って接すると、人間は期待された通りの成果を出すという考え方です。





これは、子どもたちだけでなく、大人でも同じことが言えると思います。


人間は、期待を持って接することで、「尊重してもらっている」という感覚を持ち、
相手の期待に応えたいという心理が働きます。


「出来る!」と思って接してもらうことは、不安な気持ちを感じませんから、
勇気と希望を持って取り組めるからもあるでしょう。


反対に期待しないことによって、成果が下がることをゴーレム効果と言います。
「出来ないだろう」「無理だろう」という気持ちは、相手にも自然と伝わります。


ですから、お子さん方に何かを取り組ませようと思ったら、
「出来る!」と思って接することですし、「無理」だとは決して思わないことです。


大抵のことは無理だと思ってしまった時点で、思考回路自体がそうなってしまいますし、
「出来る」と思うからこそ出来るようになるもの。


特に幼少期の子どもたちの価値観は、周りにいる大人の価値観が、
そのままお子さんの価値観になりますから、どんな時も期待を持って接してあげることこそが、
子どもたちを伸ばしてあげるために最も大切なことです。


子どもの可能性は無限大。
ぜひ子どもを伸ばす接し方をしてあげたいですね。

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