コラム

子どもを伸ばす5つの大切なこと ②

暦も10月に入り、秋らしさを感じる日が多くなってきましたね。
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織でございます。


子どもを伸ばす5つの大切なことのうちの1つ目は、
「やる気を育ててあげること」とお伝えしましたが、
今回のコラムでは2つ目についてお話ししたいと思います。


子どもを伸ばす5つの大切なことのうち2番目は、
「目標は高いところを見せること」です。




これは大人でもそうですが、人は想像した以上のことを形にすることは出来ません。


だからこそ、子どもたちには高い目標を「可能なもの」として見せてあげることが必要なのです。


ポイントは「可能なもの」として感じさせてあげること。

社会学者のモリス=マッセイによれば、人間が生きていく上での社会的価値観は、
そのおおかたが14歳までに確立されると言われています。



特に10歳までの間は、そばにいらっしゃる親の価値観が子どもの価値観となり、
10歳~14歳の時期は、親ではない近くにいる大人の価値観に大きく影響されます。


高い目標を見せ、それを可能なものとしてお子さんに思わせることは、
お子さんのまわりにいる大人がどのような価値観を持っているかで決まるのです。


目標を決めていく中でご留意頂きたいのが、いきなりとてつもなく高い目標を決めるのではなく、
1つ実現出来たら、もっと高いところをみせていくことでしょうか。


たとえば、学校のクラスで→学年で→塾等学校の垣根をこえた中で→市町村で→都道府県で→国内で→海外へ
というように、達成感を感じさせながら、どんどん大きな世界を見せることで、
お子さんの価値観も大きな世界を見るようになっていきます。


この多感な時期の子どもたちにとって、大人が口にすること、見聞きすることは大きな影響力を持ちます。
お子さんがどの世界までを見据えるかどうかは大人の価値観次第なのです。
とても怖いことでもあり、とてもやりがいのあることでもありますね。


子どもたちの可能性は無限大。
大人の価値観で「不可能」とは決して思ってはいけないのです。

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