コラム

子どもを伸ばす褒め方

今年も5月の爽やかさを一気に飛び越し、夏のような暑さがやってきましたが、
みなさまお変わりありませんか?
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


子どもたちの教育に携わっていく中で、自発的な学習を促していくことは最大の課題です。
前回のコラムでは、アクティブラーニングについて触れましたが、
幼児期から小学生低学年のお子さん方に自発性を育てていくためには、
褒め方が一つのポイントとなります。



お子さんを褒めてあげる時、どんなポイント、どんな言葉で褒めてあげていますか?


幼児期や児童期初期は、人生で出会う初めてのさまざまな経験を通じ、新しいことに挑戦していく時期です。
この時期はまず「挑戦する」気持ちを大切に育ててあげたいですね。


そのためにも「できた」「できない」に関わらず、
「楽しかったね!」「頑張ったね!」など、お子さんが意欲的になる言葉を掛けてあげる接し方が大切です。


もし「できた」「できない」で言葉を掛けてしまったらどうでしょうか?
感受性の豊かなお子さんは、出来そうにないことには挑戦しなくなってしまいます。


幼児期のお子さんの価値観の中心は、親御様の価値観です。
ですから、「楽しかったね!」と話してあげることで、お子さんにとってはもしかしたら少し心配だったことも、
楽しかったこととして認識されます。


その出来事にまた出会った時も、頑張ったね!楽しかったね!と言葉を掛けて頂いたことは、
もう一度やってみよう!という気持ちが芽生えることでしょう。


この時期は、挑戦する気持ちを大切にしてあげることが、自発性につながっていくきっかけとなります。


お子さんの「頑張った」という気持ちに共感してあげることで、
またやってみたい!という力、他の新しいことにもチャレンジしようという力、
うまくいかないかもしれないけど頑張ってみようという力になっていきます。


人生は冒険。
と言いますが、子どもたちには無限の可能性が広がっています。
どんなことにも臆することなく挑戦するお子さんに育んでいくためには、
周りにいる大人の方の距離の取り方が大きく影響します。


ワクワクがいっぱいな毎日を過ごさせてあげたいですね。







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