コラム

仕組みを聞ける子に

2019年もあと2週間あまりとなりました。
あまり季節感がない生活をしていますが、昨日は教室のクリスマス会があり、
さすがに年末の空気を感じるようになりました。


今日のコラムは、私自身の来年の課題だと思ってる
「仕組みを聞ける子」についてお話ししたいと思います。





同じように説明しているつもりでも、「1」を「10」にしてこられる子と、
同じ話を何度も繰り返さなくてはいけない子とがいますが、
その違いは仕組みを考えて話を聞けるのか、その時の言葉だけ聞いているのかです。


では、どのようにしたら「仕組み」を聞けるようになるのか考えてみましょう。


それには、あまり細かくを説明せず、
お子さん自身が考えるきっかけを言葉がけしていくことかと感じています。


仕組みを考えられるようになるために最も大切なことが、観察力です。


じっと観察し、考えさせてあげるためには、説明しすぎてしまうと、
「なぜか」という理由付けをお子さんの中で考えなくなります。


「これはどうして〇〇なんだろうね」
「〇〇は他にはないかな?」
「〇〇はどういう時にそうなってるかしら?」


等、考え方の基礎を導く言葉がけをしてあげると、
お子さんの脳は動き始めます。


しかし、すべてを説明してあげてしまうと、当然のことながら脳は動きません。


お子さんの脳を動かすためには、距離感がとても重要となります。



仕組みが聞ける子は、そうでない子から考えると、
何十倍も作業効率も変わります。


すべてのお子さんをそう導いてあげられるように!が、
来年の私のテーマです。


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