コラム

楽器の選び方

今年の冬はやはり暖かな日が続いていますね。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織でございます。


新年度が近づくにつれて、新たな習い事を検討されている方も多いことかと存じます。
ピアノのお稽古を始めたい方にとって大切な楽器選びについて今日はお話しいたします。



鍵盤楽器と言っても、大きくグランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、キーボード等に
分けられますが、「ピアノ」というお稽古を始められる方には、
やはりアコースティックなピアノをぜひおすすめしたいと思います。


これらの楽器は、それぞれ「できること」の限界があります。
楽器は皆音が出た後を聴く必要がありますが、電子の楽器は音を作っている仕組みが違うため、
アコースティックなピアノの自然な消え方を再現できているものはありません。


また指で感じる感覚も全く異なります。
折角おぼえた感覚も楽器の買い替えを要される時にはまた修正が必要になってしまいます。
ですから、条件がお許しになるようでしたら、
ぜひアコースティックなピアノを選ばれることをおすすめいたします。


ご転勤に伴うお引越しが考えられる方は、電子ピアノを選ばれることと思います。
電子ピアノを選ばれる際には、下記2点をご注意くださいね。

1.必ずピアノと同じように台に固定されているもの。
2.ペダルの形状がピアノと同じもの(ミシンペダルの形状はお控えください)


ピアノを習う中で、小さな年齢の時ほど正しい姿勢を覚えていく必要があります。
それに伴い床に足が届かない間は、足を置くための台を使い、
ペダルも専用の補助ペダルを使って演奏します。


その際に上記の点を満たしていないと、
ご自宅とお教室で練習するための環境が大きく変わってしまいますから、
どうぞお気を付け下さい。



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