コラム

子育て期には双方向のコミュニケーションを

気が付けば爽やかな季節となりました。
みなさま今年のGWはいかがお過ごしでしたか?


私は、大半の時間は「整えること」に使っていますが、今年はお楽しみもありました。
教室卒業生の柴田陽人さん(東京藝術大学2年)が、丸の内で開催されていたラ・フォル・ジュルネ2025に出演したため、
会場の丸の内オアゾまで張り切っていってきました。



場所がよくわからないこと、鑑賞エリアにはどのように並ぶのかもわからないので、コンサート開始時間の1時間半前に到着しましたら、
リハーサル風景も見られたので、お邪魔にならないようにコンサート前スタートに撮影しました。


今回、初めて行きましたが、鑑賞エリアに入るための列は1時間以上前から並び始まり、コンサートが始まる頃には、
定員の90名をはるかに上回る方が並んでらして、音楽がお好きな方の多さに改めて驚いた時間でもありました。


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今日のテーマに戻りますが、現代のお子さんは乳幼児期に「言葉が遅い」と言われています。
また、小学生、中学生の不登校児の増加は、社会問題でもあると言われています。


その理由の大きなところが、動画を観る時間が増えていることだそうです。
言葉が遅いと言われるのは、「話す」時間が減っているためでしょう。
親御様が何かをしたい時に、動画を見せておくと、確かに静かに見ていてくれますから、とても便利なツールだと私自身も思います。
では、動画を見せることができなかった時期は、おんぶをして言葉をかけてあやしながら取り組まれたか、
どなたか他の方があやしていてくださったか?でしたよね。
つまり、そこには会話があり、人とのぬくもりの時間がありました。


小さなうちは、読み聞かせをしましょうとされますが、それは双方向のコミュニケーションであるため。
一歩発信の動画とは違い、お子さんが疑問に思ったこと、少し怖いと感じたこと、おもしろい!楽しい!と感じたことすべてに、
すぐに言葉を返してあげることが、お子さんの情緒の安定にもつながり、相手の「心」に寄り添えるようにも育っていきます。


学校教育にもタブレット等が導入され、デジタル化が進んでいるからこそ、ご家庭やお友だちとの遊びの時間は、
デジタルデトックスをして、「人」とのコミュニケーションを意識的に大切にしたいですね。





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