コラム

自分で考えられる力を育む

秋の訪れを感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?
日本こども音楽教育協会、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。


芸術の秋、今年は特にショパンコンクールに世界中が湧いていますね。
年明けに4月の予備審査に出場できる方を選ぶための派遣コンクール三次予選を2日間聴きましたから、
その時に拝聴しました山縣美季さん、進藤実優さんが一次予選を通過され、いつもより親近感を感じながら発表を見ました。


これから続く今回の大会では、どのようなドラマがあるのかとても楽しみです。



私自身は、1つ前の記事でご紹介しました公益財団法人 日本ピアノ教育連盟 関東甲信越支部主催とちぎセッション2025の公開講座が
いよいよ今週11日土曜日にございます。
先月から、本格的なお打ち合わせを始め、東京藝術大学名誉教授  多美智子先生、東京音楽大学名誉教授  村上隆先生、
お二人の先生方に貴重なお話を伺って来ました。


多美智子先生とは、「幼児期~児童期に学んでおくべきポイント」についてお話を伺いますが、
中学生以降伸びる子に育むためには、たった一つだけ「自分で考えられる力を育むこと」と伺ったのが印象的でした。
私自身も教育現場にいると、小学生の頃に成績が良い子と、中学生以降伸びていく子の逆転を感じることが多々ありました。


実際、10歳までのうちは、親御様の能力=お子さんの成績に比例していると言っても過言ではありません。
しかし、その間に指示だけで動いてきたお子さんは、指示がないとどうしたら良いか見つけられなかったり、
何を選択するべきか決められなかったりして、伸び悩んでしまうのです。


その境目は何なのかも感じて来ましたから、藝高の校長まで務められていた先生から、
子どもの頃からどのような距離感で接すると良いのか?を伺えることが、とても楽しみでいます。


第2部では、バッハ研究の第一人者である村上隆先生にバロック期の指導法について伺います。
幼児期~児童期にピアノで学ぶ曲を例に挙げながら、ご説明くださる予定です。


当日のお席もご用意できるそうですので、よろしければぜひご聴講ください。
日本ピアノ教育連盟 とちぎセッション2025 公開講座
日時:2025年10月11日(土)13:30~
場所:宇都宮短期大学 アンサンブルホール(宇都宮市下荒針)
http://ws.formzu.net/sfgen/S107826650/

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