コラム

自然を愛でる

秋は自然の移り変わりが美しい季節ですね。
木々の色づきが変化し、やがて葉を落として、また新たな息吹を見せてくれるまでの蓄え期。
ゆっくりと移り変わる自然を観察するのには持って来いの季節です。



現代は、変化を急いで求められる時代でもありますが、芸術事は長い年月をかけ、
細かな変化を観察し、築き上げてゆくもの。
そういう意味では、現代社会の時間の流れ方とは真逆にあると思います。


曲に取り組み始めた時期は気が付かないことも、毎日時間を掛けて鍛錬することで、
今まで見えなかったことが見えてくる。。。これが音楽の楽しみの一つでもあります。


ただ不思議なもので、「より豊かに」という気持ちがあるかないかで、見えてくる世界はまるで変ってしまいます。

毎日見ている景色の変化を感じ取る気持ちが育つことは、「小さな変化」をみつける気持ちが必要な音楽教育には、とても価値のあることです。

清々しい空気から、木枯らしが吹き始める風の変化、木々の色づきの変化等、ぜひ自然の中にたくさんお出掛けください。







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