コラム

心のメカニズム なぜ○○か?を考える

音楽教育に携わっておりますと、保護者の方から一番ご相談いただくのが、
「自分からなかなか練習をしないんです」ということです。


音楽のお稽古は、他の習い事と違い、レッスンの場に行って上達するのではなく、
レッスンでするのは一週間の練習のアドバイスですから、
確かに練習に取り組むことは、最も大きな課題です。

では、どうして練習に取り組まないのでしょうか?



現代は、社会そのものがコンビニエンスになりました。
欲しいと思ったものは、時間を気にすることなく手に入るようになりましたし、知りたいと思ったこともすぐインターネットで調べられるようになりました。


子どもたちの遊びも同様で、ゲームの発達と共に、自分一人でも遊べるようになりました。
お外遊びは、お友達とのお約束が必要で、相手あってのことですが、ゲーム機があれば一人でも遊ぶことが出来る時代です。


音楽のお稽古は、いろんな意味で時間がかかります。
右手を練習して、左手を練習して、それから両手を練習して、だんだんにテンポを速くして。。。と、ある意味では気が遠くなるような作業の連続です。


その途中をおろそかにしてしまうと、美しい曲には仕上がらない。。。頑張ったのに成果が見えない。。。という状態になってしまうと、その意欲そのものが損なわれてしまうというのが、練習に向かわなくなってしまう一番の理由ではないかと思います。
誰もすすんで苦労はしたくないですものね。


同様に、子どもたちの行動の中には、いつもシグナルがあります。
行動を正したい時こそ、「どうして○○なんだろう!!」と怒ってしまう前に、なぜ○○なのかな?と考えてあげることの方が、解決に早く結びつきます。


大切なのは、いつも信頼してあげることです。
行動が思うようにいかないときは、心の中に大きなストレスがあることが多いでしょう。
それでも頑張ろう!!と思えるためには、周りの方の理解と応援が力になります。


何かを叶えるためには、それは努力は必ず必要なものであって、
「頑張れる力」を育ててあげられるか否かが、夢を実現できるお子さんに育めるかどうかに関わってきます。


心の中に信頼されているという安心感と、たくさんの応援を持っている子は、
自分の中で力に変え、困難にも立ち向かっていける強さが育ちます。




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