コラム

絶対音感を持つって楽しい

絶対音感とは、基準となる音がなくても、鳴っている音が即座に何の音か判断できる能力です。

聴覚神経が発達する時期(8歳までの間)に、適切なトレーニングをしてあげると、
身に付けることが出来る力ですが、この力を持っていると、音楽の世界がグンと広がります。




楽器の学習をよりスムーズにしてくれることはもちろんですが、
幼稚園や学校で、みんなで歌っている曲が、先生の弾いてくださる楽器の音を聴けば、
自分の耳で何の音かわかりますから、楽譜がなくても自分の力でその曲を弾けることが出来ます。


「やってみたい」が叶えられる能力を持っていることは、とても素敵なことですね。


弊会では、絶対音感を育てるためのプログラムをしておりますので、
「絶対音感があると、すべての音がドレミに聞こえて邪魔になるとも聞きますが。。。」と
ご相談いただくこともございます。


この絶対音感という力は、通常440Hz~442Hzに調律された絶対音の楽器でトレーニングをしますが、
日常生活で聴く音や自然界の中の音は、この高さに絞られたものは、ほとんど存在しません。


ですから、何かの音楽を聴けばそれはドレミで聞こえますが、日常生活で聞こえる音は、
車の音は車の音に聞こえますし、風の音は風の音に聞こえ、敢えて置き換えるなら、
ドレミでは○○の高さという聞こえ方になることが通常です。


楽譜がなくとも、自分の弾きたいと思ったものがすぐ弾くことが出来る
お子さんのやる気を引き出し、好奇心を大切にしてあげるためには、とても魅力ある能力。
ぜひたくさんのお子さんが身に付けられることを願っております。


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