コラム

プラスの言葉で話す

みなさんは、お子さんが話していることが、ご自分の口癖と同じで驚かれた経験はありませんか?
子どもたちの心は、スポンジのように様々なことを柔軟に吸収する時期です。


私も先日教室発表会で、小学2年生の男の子が、自分の出番前に「緊張する」と小さく震えている一つ年下の女の子に「今日は発表会だから、楽しく弾けばいいんだよ」と言ってあげているのを見て、とても成長を感じ嬉しくなりました。

というのも、その言葉は、緊張しやすい彼に、私がずっと掛けてきた言葉だったのです。

いつの間にか、自分をコントロール術を覚え、お友達を励ます側にまわれるようになった彼の成長が、
本当に嬉しい瞬間でした。



小さなうちは、特に一生涯心の根幹となる価値観が形成される時期です。


そういった時期に経験した考え方が、子どもたちの価値観にもなっていきます。

すべての人に対して、試練は同じようにおとずれますが、
その時もどういうとらえ方をするかは、周りにいる大人の考え方がそのまま反映されていきます。


いつもプラス思考で接してあげれば、その考え方がお子さん自身の価値観にもなっていきます。


子どもたちはこの世に生を受けたとき、未来に対する希望の光しか見ていません。
不安な気持ちを覚えるのは、大人から聞く言葉が大きな理由となります。


原則として、「○○していると○○になっちゃうよ」等といった否定形でのお話は避けてあげてください。
「○○すると、〇〇になれるよ」と肯定形でお話しなさると、お子さんにとって、
どうしたらよい。。。という努力の仕方が伝わりやすくもなりますし、
前向きな考え方も育まれます。





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