コラム

マイナスイメージを持たせない

子どもたちはこの世に生まれてきた時、不安や恐怖心は持っていません。
未来への希望の光だけが見えています。


その後、成長と共に不安や恐怖心を持つのは、周りにいる大人の言葉がけからです。


本番の舞台に立つ前は、少なからず誰しもが緊張します。

そういう時、どのような言葉を掛けますか?




そこで初めて経験している感情に対して、良いイメージを持たせてあげると良いですね。

「こんなにたくさんの人が○○ちゃんの演奏を聴いてくれるなんて嬉しくてワクワクするね」
「こんなに大きな舞台で大きなピアノで弾けるなんて嬉しいね。ママも○○ちゃんの演奏が聴けるの楽しみだな」

等、いつも通りの明るい笑顔で話しかけてあげることが、
そこで感じている緊張に対して、悪いイメージを持ちません。



普段の練習等でも、マイナスな言葉(否定形)を使ってしまうことはありませんか?

そんなに練習しないと、〇〇になっちゃうよ。
練習しないなら、○○だね。

etc.こう話すと、不思議とその通り練習しなくなるのをお感じになったことはないでしょうか?
脳は、言われた言葉のままをキャッチします。
ですから「練習しない」という言葉に反応して、練習しないという選択肢を覚えて行動してしまうのです。


きっと、こういう言葉を掛けた時、お母さま方の心は嫌な気持ちで溢れますよね。
それもそのはず、脳は一人称で理解しか出来ないため、
叱っているお母さま方ご自身も、叱られているのと同じことを脳が理解しているのです。


ですから、お子さん方に言葉を掛ける時は、必ずプラスな言葉(肯定形)で話して差し上げてください。
「練習が終わったら、○○しようか」
というように、先に「練習する」ことを言葉にしてしまう方が、お子さんたちは行動に移します。


この積み重ねはとても大きいです。
ぜひ今日からでも実践されてみてください。

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