コラム

音楽教育が担うもの

音楽の習い事は、長きに亘ってお子さん方の成長に携わっていくものです。
その中で、どんなことを子どもたちに授けていってあげられるか、先生方は日々考えてらっしゃいます。


多感な時期になると、お子さん方は大なり小なり反抗期をむかえますが、
そういった時期にも親御さんでない立場であり、小さなうちからずっと関わってきた立場だからこそできることもございます。
尊重の関係で育ててきた子たちの多くは、私たち講師の考えをよく受け止めてくれると感じています。



小さなうちから携わっていくからこそ大切なのは、「信頼関係」の構築です。

反抗期を迎え、お父様やお母さまのお考えを素直に聞き入れられないときにも、
代わりに代弁して同じことを私どもが伝えると、すんなり受け入れてくれることもたくさんあります。


子育ては多くの大人が関わってした方がよいと言われますが、その通りだと感じています。


そして、お子さんたちが社会に出ていくまでの過程で最も大切なことは「自立させること」。


音楽教育では、練習の過程の中で、出来ることは子どもたちに任せていきます。
この「任せていく」という内容の選択は、習い事の指導者は判断に長けています。


というのも、習い事の指導者は、お預かりするお子さんの年齢が、
幼児から大きな子たちまでに至りますから、年齢的にまたお子さんの様子を見て、
「任せてよいこと」の判断が的確に出来るのです。


社会に出た時、すぐに即戦力になれるよう自立させていくためには、
小学生中学年から中学生までの時期で、ほぼ決まってしまうことでしょう。

・自分自身の出来ることを探すことができる
・お世話になっている周りの人たちに感謝の気持ちを持つことが出来る
・任されたことには、責任感を持って全うできる


これらのことを育むことが、社会で活躍できる人に育んでいくためには大切ですが、
それには成長の過程で、「任せられること」は任せていくことがとても大きな意味を成します。


任せること=信頼 ですが、小さなうちに考え方を丁寧に教えてあげてくれば、
出来ることはもう任せていくことが、お子さん自身のためにもなります。


私たち指導者が願うことは、長い間お子さんの成長に携わる立場だからこそ、
自立した大人へと育んでいくお手伝いをすることでもあります。


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