コラム

子どもたちの心に与えてあげたいもの

春は旅立ちの季節でもあり、心新たな始まりの季節でもありますね。
今回のエッセイでは、大人へと成長していく過程の中で、
子どもたちの心の根幹として育ててあげたいものについてお話したいと思います。


子どもたちの成長の過程では、必ず「自立」をさせていく必要が出てきます。
可愛いからこそ苦労はさせたくないですし、辛い思いはさせたくない。。。
保護者の皆様にとって、どなたも同じお気持ちだと思います。


しかしながら、成人になっていくにあたり、親は子供の世界には介入できなくなります。

だからこそ、一人で乗り越えていく力を備えてあげる必要があります。



自立を促していく過程では、困難にぶつかることもあります。
でも、一緒に手伝って越えさせてあげよう。。。と思われるお気持ちは、お子さんの持つ「乗り越える力」を妨げてしまいます。


では、どうしたら良いでしょうか?


それは、応援をしてあげること、そして希望を持たせてあげることだと感じます。


いつも一番近くで見ている保護者の皆様にとっては、子どもたちの元気がない様子、
何か思いあぐねている様子はすぐお気づきになることでしょう。


中学生ともなると、子どもたちは子どもたちの世界の中で乗り越えていこうとします。
そういう時に掛けてあげる言葉は、たった一言で十分だと思います。

「頑張ってるね。応援してるよ」

という気持ちが伝わること。


信頼関係があればこそ、子どもたちに任せることが出来るようになりますが、
この信頼があってこそ初めて、子どもたちの考える力も伸びていきます。


そして、どんな道も困難は必ず待ち受けているはずです。
その時に目標とするものに希望が見いだせれば、あとは道を進むことのみ。


人の心に勇気や元気を与えてくれるのは、「希望」です。


明るい光がはっきりと見い出せれば、どんな困難も困難とすら感じないかもしれません。

子どもたちが希望を持てる世界を実現することが、私たち大人の使命でもあり、
希望いっぱいの心を育ててあげることが、私たち大人の大切な役目だと感じます。

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