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ソルフェージュってなぁに?③楽典

虫の音が秋の訪れを感じさせてくれる季節となりました。
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


今月シリーズでお話ししています「ソルフェージュ」。
3回目の今回は、楽典についてご説明しますね。



楽典。。。と言われると、どんなことをするのだろう???とお感じになる方が多いのではないでしょうか?


楽典は簡単にお話ししますと、音楽上の理論を指します。
ピアノの楽譜を読む中での最終目標は、和音の流れを読めること。


ピアノの楽譜は、右手と左手でそれぞれ違う音を弾いていますから、
小さなお子さんたちは、どうしても一音一音を読むところから始めます。


年齢が小さなうちに演奏する曲の楽譜は、短い分だけ音の数も少ないですし、
指の発達も考えて、4分音符や8分音符等ゆっくりな音符で構成されていますから、
一音一音を読むでもまだ間に合う部分はあります。


しかしながら、高学年になるにつれて曲の長さが長くなると共に、
楽譜を構成する音符の種類の中心は16分音符になってきます。


この時に一音一音を読んでいては、楽譜を読み終えるまでにかかる時間は膨大なものとなり、
最後まで弾ける前にくじけてしまうお子さんも出てきます。


ですが、同一の拍の中では、右手左手で同じ和音を弾いていますから、
楽譜を和音で読めるようになると、練習にかかる時間は格段に少なくてすむようになります。


簡単に「和音で読む」とお話ししていますが、
この和音を読めるようになる前に、さまざまなことを読める力が育っていないといけません。

音の高さを即座に読めること。
リズムの仕組みが理解できること。
音程の知識があること。
音階の知識があること。
調性が理解できること。


少なくとも、上記しましたような力が育っていないと、
和音で読めるようにはなりません。


これらの勉強を順をおってしていくのが、楽典の勉強です。


音楽のお稽古を長く続けていくためには、
年齢が上がるにつれて、練習に掛けられる時間の確保は難しくなるのに、
楽譜は複雑になり、長くもなるという反比例を乗り越える力が育っている必要があります。


親御様の多くは、数あるお稽古ごとの中で音楽を始めさせあげるにあたり、
「音楽が心を癒すものになって欲しい」
「人生に彩りを与えるものになって欲しい」
という思いで始めさせてくださる方も多いのではないでしょうか?


それらを叶えてくれるのがソルフェージュ力の高さなのです。




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