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オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン

薔薇の美しさが引き立つ季節になりましたね。
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


今回のコラムでは、「話し方が上手な子にするために」をテーマに、
幼児期から必要な働きかけについてお話しいたします。


自分で考える子に育むためには、日常生活においての考えさせる質問の仕方が
大きなポイントとなってきます。




みなさんは、「クローズド クエスチョン」と「オープン クエスチョン」についてはご存知でしょうか?


クローズドクエスチョンとは、「Yes」か「No」で答えられてしまう質問、
オープン クエスチョンとは、相手に説明をさせる質問を言います。


子どもの時からの習慣はとても大きなもの。
論述が上手になるためには、幼少の頃からの話し方の練習のさせ方がいずれなのかによって、
大人になってからも様々な面で影響が出てきます。


クローズドクエスチョンで親御様が接していた場合、
相手に自分の考えを伝えるのが不得手な子に育ってしまいます。


オープンクエスチョンをするコツとしては、「聞き役」に徹することです。
「○○ちゃんは、AとBとどちらがいいと思う?」 
「へぇ~そうなんだ」

「それはどうしてそう思ったの?」
「AとBはどこが違うの?」


と聞き手側は、お子さんの考えがまとまりやすく、
「なぜ」「どうして」の導線を質問で整えていってあげてください。


クローズドクエスチョンを続けることは、「支配」の関係になりがち。
その関係を続けていくと、子どもたちは指示待ちでしか行動ができにくくもなってしまいます。


反対にオープンクエスチョンで考えや説明をすることを常として育つと、
お子さんの中では「対等」の関係が心の中で育まれ、「尊重」の意識が芽生えています。
そう育ったお子さんは、自分の考えを伝えるのも上手になりますが、
同時に相手の話を聞いてあげることもうまくなります。


学校生活においては、議事を進行する役なども出来るようになりますし、
文章を書くことも得意にもなります。
社会に出た時には最も大切なコミュニケーション能力も高くなっていくことでしょう。


尊重の関係で育つことは、お子さんの自己肯定感を高くしてあげることに大きく影響しています。
自己を肯定できることは、他人も肯定してあげることができます。
そうして他から愛されるパーソナリティーが育ちます。
子どもたちが生きていく中で、ぜひ大切に育んであげたいですね。


オープンクエスチョンで会話する時期はいつ頃からか?
ぜひ幼稚園児になったら、その関係でお話しなさることをお薦めします。



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