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幼児の脳の発達

こんにちは。
日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


幼児期はさまざまなことが著しく発達する時期。

前回のコラムでは、幼児の感覚神経の臨界期についてお話ししましたが、
感覚神経を豊かに発達させるために大切なのが、脳の神経シナプス(回路)を
十分に発達させること。
今回のコラムでは幼児の脳の発育についてお話ししたいと思います。



脳は5歳までに大人と同じ重さに成長すると言われています。
神経細胞が著しく発達をとげ、神経回路が育つのは3歳までの時期ですが、
成長著しい脳は、この間に使われなかった神経回路はどんどん処分していくと言われています。

脳にはニューロン(神経細胞)があり、情報を伝えます。

ニューロンは胎児から作られはじめ、誕生までの時点にほぼ一生分が出来ていると言われています。


しかし、シナプスの数が少ないため、神経回路はまだほとんどありません。
この時期にさまざまなトレーニングを通じて、脳の神経シナプスを密集させると、
感覚神経も豊かに発達していくのです。


脳の神経シナプスを発達させるために良い方法が、とにかく考えさせること。

つまり脳を働かせること、特に「2つの動作を同時にすること」だと言われています。
リトミックのレッスンでの「音楽を聴きながら即時反応をする」ことは、
脳の神経回路を豊かに発達させるためには、とても良いトレーニング方法なのです。

リトミックのお稽古は、お子さま方にとって絶対的な存在のお母さま方と一緒に、
またお友達やそのお母さま方と一緒に、「楽しい」という感覚の中でいろんな経験を積みます。

この安心領域の中で、自然と脳の発達や感覚神経の発達に即したプログラムを考えるのが、
リトミックのレッスンの大きな役割となっています。


いろんな経験を積んで脳を活発に使うことで、感覚神経が豊かに育つことにも繋がっていくため、
年齢ごとにどのような教育をしていくかで、お子さま方の無限の可能性を伸ばしてあげられるか
大きく変わってきます。

「伸びる時期」を理解することは、幼児期の教育でとても大切ですが、
「伸ばす方法」を知ることもとても重要なことです。

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