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子どものうちに大切なことは

秋へと移り行く季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしですか?
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織でございます。


私どもは、音楽教育が子どもたちの成長過程で出来ることは何かを念頭に置き、
より豊かな教育を目指して取り組んでおりますが、
いつの時代になっても、子どものうちの理想の教育としてたどり着く先は
変わらないのではないかと感じます。







幼児期からの教育として、最も大切にしていこと。
それは、良い基礎(土台)を作ることでしょう。

音楽教育では、小さなうちにリトミックのお稽古が推奨されていますが、
リトミックのレッスンの中では、主に見えない力=感覚を育てています。


リズム感、拍子感、等速感、音楽的価値観等が該当しますが、
これらは音楽を学ぶ上で、なくてはならない大切な感覚です。


ソルフェージュ力も楽器を始める前の段階から育ててあげたい力です。
私どもは、音楽を一生涯の楽しみとしていって頂くための教育を前提に
教育カリキュラムを組んでいますが、
音楽のお稽古を中断しなくてはいけなくなる一番大きな理由が、
「楽譜を読む力」の有無です。

ステキな曲を弾くようになれば、その分だけ楽譜は複雑になっていきますが、
弾けるようになる(読める)時間が多くかかることで、大変という気持ちが生まれた時に
お辞めになることを選ばれます。


ですから、幼児期から楽譜から何をどのように読むのかを理解させてあげることが、
音楽を長く続けていく上では最も大切な教育だと感じてきました。


また実際に楽器のお稽古が始まった時に重要なのは、
正しい姿勢で、正しい奏法を身に付けることが挙げられます。


音楽は「音を楽しむ」と書きますが、どのような音を操れるかということが、
どのような音楽を作り出せるかに関わってきます。
音を操る=動きのコントロールを知ることになります。

小さなうちは、一曲における音数も少ないですから、
そのうちから一つ一つどのようなタイミングでどのような動きをすると良いのか、
指先だけでなく、足元の構え方、身体の重心の定めから、
全身のどこの筋肉に意識を置いて練習すればよいのかを学ぶことが、
その後の伸びしろを決めていくと言っても過言ではありません。


動きの習慣を決めていくこと。
これは音楽だけでなく、運動面においても同じだと思います。

基本を身に付けておくと、それはお子さんの中では当たり前の価値観となります。
音楽教育の醍醐味は、長く子どもたちの成長に携わっていく過程で、
子どもたちにたくさんの成功体験をさせてあげることで、
努力することを楽しめる心を育ててあげることにあるのではないかと思っています。


そのためには、教える順番、教える時期もとても重要なものとなります。
音楽を学びはじめたお子さんには、音楽って楽しいな!と感じ、
音楽を一生涯の楽しみとしていってくれることを願っています。


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