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自発的な子に育む大人の共通項とは?

秋の深まりを感じる今日この頃。みなさまいかがお過ごしですか?
こんにちは。日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織です。


私は指導職に就いて、20年余り経ちました。
その中では、子どもたちを伸ばすのがとてもお上手な先生、
自立させていくのが上手な保護者の方にもたくさんお会いしてきました。



そのような方々に共通することを今日はお伝えしますね。




子どもたちを伸ばすことがお上手な方に共通するのは、
ご自分はできないフリをし、お子さん自身が行動するようにと一歩引いた接し方をなさることです。


それができるためには、子どもたちのことをよく観察し、
子どもたち自身の力で出来ること、
少し知恵を貸せば出来そうなことの判断ができる必要がありますから、
実に有能な方ばかりです。


しかし、だからこそ知っていらっしゃるんですね。
いくら出来たからと言って、大人が手伝って出来たとしても仕方がないことを。



自然界の動物たちは、食べ物をとってきてあげるのではなく、
最終的には自らの手で狩りが出来るよう、その方法を教え見守る。
それができなければ、自然界では死を意味するからです。


この「見守る」ということが、育てるためには最も重要なポイントです。
知恵は貸しても、手は貸さないこと。
子どもたちを自立した方向に向けるのが上手な方みなさんに共通しています。


子どもたちは少なからず「甘え」の気持ちを持っています。
甘えるという行動も成長の過程の中ではとても大切なことですが、
小学生高学年に入ってもその行動が見られる際は、自立の一番の妨げにもなります。
そういった時は、先を想像させてあげることも必要なのかもしれません。




これまで私がお会いしてきた男の子のお母さまたち数名は、
共通する言葉をおっしゃっていました。


「大人は必ずあなたより先に死ぬんだよね。」
「親がいなくなって、先生がいなくなって、その時あなたはどうするの?」



もしかしたら極論に思われるかもしれません。
しかし、その現実をほとんどの子どもたちは考えたこともないでしょうし、
必ず訪れるその時に気が付いた時、おかしな甘え方はしなくなります。



いつまでも頼っていられる訳ではないんだと言うことに気が付いた時、
子どもたちは、自分で自分を律すること=自律をおぼえていきます。





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