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10年後子どもたちにとって

新年あけましておめでとうございます。
日本こども音楽教育協会、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。
今年一年がみなさまにとって幸多い一年でありますことを心よりお祈り申し上げます。


新年を迎え、教室に通う子どもたちの顔を思い浮かべながら、ふと考えることがあります。
今、私たちが届けている音楽教育は、10年後、20年後の彼らにとって、どんな意味を持つのだろうか、と。


 

音楽教育に携わる中で、私たちはつい「上達」や「成果」に目を向けがちです。
コンクールで入賞できること、弾きたいと思っていた難曲を習得できたこと。
もちろん、これらは子どもたちの努力の証であり、保護者のみなさまとのかけがえのない思い出ともなっていることでしょう。

 

しかし、大人になった元生徒たちが本当に感謝するのは、意外なことだったりします。
10年後に残るのは、コンクールの結果ではなく、「音楽と一緒にいた時間の質」なのです。
自分の感じたことを音で表現できる自由を知っていること。それは、音楽だけでなく、人生のあらゆる場面で彼らを支える力になります。

 

音楽教室で過ごす時間は、子どもたちの人生全体から見れば、ほんの数年かもしれません。
しかし、その数年間で培われるものは計り知れません。


集中力、忍耐力、達成感、仲間との調和や協力、小さな失敗から立ち直る力、美しいものに心を動かす感性。
これらは、目に見えてわかるものではなありませんが、静かに、しかし確実に子どもたちの中に根を張っていきます。

 

指導者として、保護者として、私たちができる最良のことは、子どもたちが音楽と出会う「今この瞬間」を大切にすることなのかもしれません。



練習が思うようにいかない日も、発表会や演奏会で緊張する日も、仲間と合わせる喜びを知る日も。
そのすべてが、10年後の彼らを形作る種となります。

想像してみてください。10年後、成長した子どもたちが、ふと音楽教室での日々を思い出す瞬間を。


それは、人生の岐路で美しい旋律が心を落ち着かせてくれる瞬間かもしれません。
友人と歌を歌いながら、かけがえのない時間を共有する瞬間かもしれません。

 

新しい年が始まりました。今年も、子どもたちと音楽の素晴らしい出会いをサポートしていきましょう。
お子さんの目の輝き、小さな発見、心からの笑顔を大切にしながら見守りたいものです。



 

子どもたちの未来に、音楽が優しく寄り添っていますように。


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