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〇〇したい!子に育てよう

激動の年2020年もあと2か月足らずとなりましたね。
気が付けばもう11月という言葉が今年はピッタリでした。


このコラムも更新が滞りがちになってしまい、
ご覧くださっている方には申し訳ありません。


今春、保護者の方から頂きましたお手紙に、
緊急事態宣言を受けた当時をおばあちゃまが「戦後の混沌とした・・・」と
表現なさっていると伺いましたが、まさに戦後日本が変化していったくらい、
コロナ禍では変わることを余儀なくされた部分も多く、
変化に対応できるタフさを持つことの重要性を再確認しました。


今のこの時代を子どもたちはどのように受け取っているのか?
と考えたりもしますが、却って子どもたちはその柔軟性を持ち合わせていて、
対応ができていないのは年齢を重ねた人ほどなのかもしれませんね。



これからの未来を担う子どもたち。
子どもたちの教育に携わって20年以上の月日が経とうとしていますが、
数多くのお子さんの成長を見てきたからこそ感じることがあります。



乳児~幼児期~児童期を経て、成長していく子どもたちが、
その後「人」として生まれてきた一生の中で幸せに生きていくために
どのように育ててあげたらよいのか?


これは私だけの価値観で計り知れることではなく、
さまざまな価値観を持った方がいらっしゃり、その価値観の中で「幸せ」の定義は変わるでしょう。



ただ、1つ言えることは「自分主導で物事を決められるように育って欲しい」
これは、すべてのお子さんに対してかけがえのないことだと思っています。





私が指導職に就いた頃と近年で変わってきたことに、
「親御さんの意見を聞かないと決められない子」が多くなったことがあります。


それは何故だと思われますか?


私どもの本部校では、レッスン相談会を開催しておりますが、
その中でよく伺いますのが、
「音楽の方に進ませるつもりはないので」という言葉。


私も含め、私の生徒で音楽の道に進学した子の親御さんも、
はじめから音楽の道に進ませようと考えていたわけではありません。


これはピアニストになられた方でもそうだと伺いますし、
大きな企業を経営されている方、
大きな病院をなさっている方もまた「後を継ぐ」ことを決して強いないそうです。


それはどんな道も同様ですが、
自らの意志がなければ、「ある程度」の壁を越えられないからです。
どんなことも道は平坦なものではありません。


だからこそ自分軸で道を選ぶ必要がありますし、
自分で選んだ「やりたかったこと」を実現できる道を歩めることは悔いないことでしょう。


でも今は自分自身で意思決定できる子が少なくなっているようにも感じます。
それはなぜでしょうか?


これは、近くにいる大人の「距離の取り方」がすべてです。
「見守り」という言葉を辞書で調べてみると、

思いやりを持って、直接は関与せずに様子を見守るさま、応援するといった意味にも用いる


と書かれています。
この距離の取り方は実に難しいですね。


大人はそれまでの経験値があるだけに、
どうしたら上手くできるかを知っています。


だからこそ、教えてあげたくなってしまう。
教えてあげることは良いことです。しかし大切なのはどの程度まで教えるのかということ


お子さん本人の力で考えればわかることは見守りましょう。
この考えるという過程が、その後の自立にはとても重要なことです。


可愛さ余って手を貸しすぎてしまうと、
いつの間にか誰がやりたいことだったのか?がすり替わってしまいます。


お子さん自身でできることの見極めは、大人の腕の見せどころです。
どうやったらお子さんの考える力を導けるのか?
大人が考えるべきことはこれだけで良いといっても過言ではありません。

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