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小学生低学年までに育てたいこと

冷たい空気を感じながら街を歩くと、銀杏の木々が美しい季節となりましたね。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織でございます。


2021年もあと40日ほどとなり、今年のうちにやっておきたいことを見返すこの頃。
みなさんはいかがでしょうか?


この仕事をしておりますと、よく「音楽の習い事の魅力」について考えを問われることがあります。
20年余りのピアノの指導歴の中で、卒業生たちの姿も見ていますと、
小学生低学年までに育っていると、多感な時期にも笑顔で見守りの子育てができると感じていることがありました。
それは「習慣性」です。



楽器のお稽古では、おうちでの一週間の宿題を出します。
習い事にも「その場に行ってうまくなるもの」と「習慣性を育てるためのもの」がありますね。


楽器のお稽古はまさに習慣性を育てるためのものとなりますが、
勉強の面でも小学生低学年まではこの「習慣性」を育てることが、自主的な学びを導くために最も大切です。


習慣はお子さんの力だけでは育ちません。
食べ物を食べたら歯を磨く・・・のは、乳幼児の頃から親御様がそうしてくださっていたからこそ、
お子さんの中でも習慣として身についていきます。


同じように勉強でも楽器の練習でも、一緒に小さなルール作りをして習慣化するからこそ、
自主的に取り組むようになっていきます。


自主学習が必要になった時に、急に自分で勉強ができるかというと、習慣的に自主学習をしてこなかった子は、
何をしたら良いのかすらわからない子がほとんどです。


なぜならば勉強のおもしろさも、勉強することの意義も経験してきていなければ、
お子さんにとっては「義務」にしか感じないためです。


小さなうちの勉強は、机に向かってすることばかりではありません。
本を読むこと、お外で草花に触れること、外国語に触れること等、体感的な学習こそ、お子さんの知的好奇心の芽を育ててあげる
大切な学習です。


幼児期の習い事はリトミックだけで十分とよく言われますが、リトミックのレッスンの中では、
感覚神経発達の臨界期に、さまざまな感覚を磨くことをバランスよく学んでいきます。


そして楽器の学習が始まると、自ずと毎週の宿題をきっかけに毎日の習慣性を育ててあげることができます。
稀に「宿題をしなくちゃいけないのが大変だから」というお声を伺いますが、これはあまりに残念です。
習慣性を育てることは、お子さんの未来への贈り物。


その習慣性を小さなうちから自然と育てられることが、音楽のお稽古の醍醐味だと思っています。


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