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自立した学習を目指す

5月の爽やかな風と生命力あふれる新緑に力を感じておりますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?


子育ての最大のテーマは「自立」だと申しますが、
教育における自立について今日はお話ししたいと思います。



現代は暮らしが豊かになりました。
特に情報を得ることへの進化は、目覚ましいものがあります。


保護者のみなさま世代の方が高校生の頃には、電子辞書などはまだなく、
重たい辞書をたくさん担いで持ち帰りするため、ブックバンド等で重ねて運んだことが今はもう昔のことなのかもしれません。


情報を得る手段自体は多くなりましたが、しかしそれをどう使ったらよいのかは、
現代も変わらないのではないかと思います。


子どもたちの「考える力」が要されるのではないでしょうか?


教えてあげてしまうことも、やってあげてしまうことも簡単です。
しかしそれを続けてしまうと、自分の力では考えなくなります。
聞いてしまったり、やってもらう方が楽だからです。


では、いつから自分自身の力で学習をさせたら良いのかですが、
小学5年生からは、自立した学習を目指していく時期だと考えます。


小学4年生までは、しっかりと「考え方」を教えてあげる時期。
どういう時にはどう考えるのか?を1つ1つ丁寧に教えてあげることで、
子どもたちは「考え方」を蓄えていきます。


音楽学習でお話しすると、小学4年生までに楽譜を自分の力で読める力を十分に育ててあげることが、
「楽しい!」という気持ちで音楽をとらえるのか、辛くなっていってしまうのかが決まります。


音楽の三大要素は、リズム、メロディー、ハーモニーですが、
言葉にすることは簡単でも、幼児からその仕組みを理解させてあげることは時間が掛かります。


しかしながら、時間がかかるからと教え続けてしまうと、いつか教えてあげることには限界が来ます。
そして、その手伝えなくなった時期には、楽譜が長くも複雑にもなっている訳ですから、
大変。。。と思う気持ちの方が強くなってしまうのは、当然の摂理です。


自立を願い、子どもたちの年齢と理解の様子を見ながら、
できることは任せていく という距離の取り方が、小学5年生からの自律に大きく影響してきます。


幼児期~児童期は、自立を考えた学習をさせてあげたいですね。


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